目が覚めたら、
ぼくは、柵の中だったんだ。
きっと、寝てる間にここへ連れてこられたんだ。
ここは、きっと牧場なんだ。
今日から、ぼくはここで飼われるんだ。
“ろーりー牧場”っていう名前だったらいいな。
生まれてきてから、ずーっと、
ぼくは自由だったのに…。
野原を走りたいときには、おもいっきり走れたし、
草を食べたいときは、おなかいっぱいむしゃむしゃした。
昼寝をしたいときは、お空を見ながらぐっすり。
ぼくは、もう、自由じゃなくなっちゃった…。
ぼく、何か悪いことしたのかな?
この間、明日の分のおやつ、こっそり食べちゃったから、
そのせいかな?
一生、ここにいなきゃいけないのかな。
この柵の中で、ずーっと生きていかなきゃいけないのかな。
もう、こまあみ山の向こうまで駆けていくことはできないし、
ヤーンの丘の草も食べられない。
アムゥ川のおいしい水も飲めないんだ。
いや、そんなのだめ!
ここから、外に出るんだ!
勇気を出して、この柵を飛び越えるんだ!
………。
やっぱり、だめだ…。
こんな高い柵、飛び越えられない…。
maam: 「ろーりー、そこに入っちゃダメって言ったでしょ!
芝生が養生中なのよ。
牧場ごっこは、他のところでしなさい!」
ドキドキしちゃいましたよね。
ふふふ。
想像力豊かな、ろーりーの「牧場ごっこ」でした。
さて。気づいたら、ひと月近く更新をしていませんでしたね。
maamは、元気です。
あれこれ、編み散らかしたり、ちょっぴり新たなことに挑戦したり。
のんびりと、活動中です。
そして、新しい世界にふれたことで、編み物って、いいな〜、と再認識。
ほとんど準備もなく、たった一本の毛糸から、いろんな世界が表現できるのです。
糸はつながっているので、ほどけば、やり直しもカンタン。
何より、いろいろ考えながら、編むのって楽しい♪
やっぱり、編むことが好きなんだな〜、私。
あみぐるみもつくりたいし、セーターや小物も編みたいし、
幸せな時間を楽しみます〜♪
お・ま・け
牧場ごっこができなくなって、
しゅんとしてるかと思ったら、
ろーりーはこんなに元気。
「zzzzzzzzzz…。」
「maam、どこにいるかわかる!」
「maam、お花がきれいだよ!」