ボクの名前は、カフー。
「カフー」とは、沖縄の古い言葉で、「しあわせ」「果報」「よい知らせ」の意味。
2月28日公開の映画 『カフーを待ちわびて』
に出てくる主人公の愛犬「カフー」を編ませていただきました。
公開はまだですが、映画の宣伝のため、名古屋のゴールド劇場のカウンターで、
すでに、みなさんをお迎えしています。
カフーを編むにあたって、カフー研究のために、
試写会で一足お先に映画を観せていただきました。
私の五感の大部分は、カフーに集中していたのですけど…、
映画そのものの感想なども少し。
試写会当日は、とっても寒く風の強い日でしたが、
映画が始まると、そこは、暖かな沖縄になりました。
あったかい空気、ゆったりした時の流れ、潮の香り、波の音、
それらが本物のように感じられ、私は、まちがいなく、
あの時、あの島にいました。
現実から離れ、不思議な空間を味わえる、そんな映画でした。
ストーリーなどは、公式サイトや原作等におまかせするとして。
私が感じたことを。
“人を信じること”について考えさせられましたね。
母を信じる気持ち。
好きな人を信じる気持ち。
友を信じる気持ち。
島の人を信じる気持ち。
とても、とても、純粋な、人とのかかわり。
大切な人を信じきることの大切さ、そんなことを思いました。
そして。
自分にとって、何が本当に大切なことなのかを見きわめること。
それは、人に対しても、自然に対しても。
誰しも、不器用で、時にはもどかしく、誤解もあり、傲慢でもあり、
だけど、だけど、最後には、本当に大切なものに気づけて。
そうやって、気づくことで、人はかわっていけるのかもしれない、と
あらためて感じました。
とても、心があったかくなる、あったかい人の気持ちにふれられる、
そんな映画でした。
カフー目線で映画の大半を観ていたので(そんなには登場しないんですけど)
カフーが吠えるか吠えないか、で表現しているものが、
なにより好きですね。
そう。おまえがいちばんわかってるのよね、って感じかな。
映画をこれからご覧になる方のために、あまり詳しくは書けませんが。
ふふふ。
なんと、ありえない結末!なんですが。
でも、人生一度ぐらい、そんなことがあってもいいよな〜、
と思わされてしまう、不思議な感覚の映画でした。
実際、そういう偶然(すべての出来事は必然なのでしょうけど)って
おこることがありますよね。
私も、これまでに、そういうことに、ずいぶん助けられてきましたから。
信じる強い気持ちが、現実のものにさせるんでしょうね。
ところで。
私自身は、これまでに一度も沖縄に行ったことはないのですが、
なぜか、昔から沖縄に心惹かれるのです。
三線の音を耳にすると、心躍るんですよね〜。
琉球の踊りは知りませんが、踊りたくなります♪
そんな心惹かれる沖縄が舞台で、その映画に動物がでてきて、
私があみぐるみをつくらせてもらえるなんて。
このお仕事をさせていただけたのも、なにかに導かれたのかも…。
余談ですが。
カフーをつくっているとき、あれは頭が胴体にのったときでした。
めったに鳴らないわが家の電話が鳴り、なんと、「よい知らせ」が!
カフーは、わが家にもカフーをもたらしてくれました。
そんなカフーにさわると、あなたにも幸運が
おとずれるかも?!
よかったら、カフーに会いにいってくださいね。
そして、ぜひ、『カフーを待ちわびて』を
ご覧になってみてください。
ほんわか、あったかい気持ちになれると思います。
公開は、2月28日。
ゴールド劇場には、maamのカフーがいますよ〜。