あみぐるみ つくってます。

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遅ればせながら…。(その1)
それは、12月のおしまい頃のことでした…。



うさぴょん:「おとうさん、おとうさん、もうすぐお正月だね。
       今年はどこへつれてってくれるの?」

うさとうさん:「ごめんよ、うさぴょん。
        おとうさん、忙しくて、お正月も仕事なんだ。
        お仕事が終わったら、どこか行こうな。」

うさぴょん:「そうなんだ…。
       おとうさん、無理しないでね。」

うさぴょん:「おかあさん、おかあさん、
       お正月はどうするの?」

うさかあさん:「おかあさんね、
        おばあちゃんのところへ行かなきゃいけないの。
        ほら、おばあちゃん、この間、足を怪我しちゃったでしょ。
        身のまわりのこと見てあげなきゃいけないでしょ。」

うさぴょん:「そうなんだ…。
       おばあちゃん、早くよくなるといいね。」

うさぴょんは、両親に聞き分けのいいことを言ったものの、
自分の部屋で、一人になって、ため息をつきました。

「お正月なのに…。」

 
その時でした。

“コトッ”

と音がしました。

うさぴょん、音のしたほうを見ました。
部屋の隅のカゴに入っていた、おやつのニンジンが1個、
カゴから転がり出ていました。

うさぴょんは、首をかしげながら、
頭の上に“?”マークをいっぱい出しながら、
カゴのほうに近づいていきました。

転がり出たニンジンをじーっと見ていたうさぴょんは、
あることを思いつきました。

「そうだ!」

うさぴょんは、机のところへ行くと、
引き出しを開けて、ボタンを二つ取り出し、
また、ニンジンのところへ戻りました。

そして、ニンジンに二つのボタンをのせました。
まるで、ニンジンに顔があるかのように…。

その時、再び不思議なことが起きました。

ボタンをのせた瞬間、声が聞こえたのです。

いえ、声がしたような気がしただけかもしれません。

でも、うさぴょんには確かに聞こえたのです。

「にん!」って。

うさぴょんは、そのニンジンを手に持つと、
さらに、カゴの中から、胴体と、手と足になりそうなニンジンを抱え、
机のところに持って行きました。

引き出しの中から、糸と針と、ハサミとボンドとドライバーを出して、
手にしたニンジンを、
“こうかな、いや、こうかな”って呟きながら、
くっつけていきました。

ときどき、「キュー!」とか、聞こえたような気がしました。
うさぴょんは、「もうちょっと、もうちょっとだからね。」
と言いながら、夢中です。

すべてのニンジンがつながりました。
完成です。
机の上に横たわったニンジンのウサギさん。



でも、でも、
動く気配はありません…。



うさぴょん:「やっぱり、ニンジンかぁー。」

完成した喜びもつかの間、
うさぴょんは、またため息をつきました。

そしたら、そしたらです。
聞こえたんです。

「名前を呼んで♪」って。


うさぴょんは、ゆっくり、二、三回首をかしげたあと、
これだ!って顔をして、ニンジンのウサギさんに呼びかけました。

「にんぴょん!」


にんぴょん:「にん!」

うさぴょん:「わー!」

にんぴょん:「にん!」

うさぴょん:「わー!」

にんぴょん:「にん!」

うさぴょん:「わー!」

ほんとは、あと3回くらいこのやりとりがあった後、

うさぴょん:「はじめまして、ぼく、うさぴょん。」

にんぴょん:「にん!」



うさぴょんは、もうさみしくありません。
こんなすてきなお友だちに会えたんです。

二人は、外のお花畑で、時のたつのを忘れて、
ウサギのダンスを踊っていました。





お・し・ま・い


***********************************


今年の年賀状の物語でした〜。
ニンジンでできたうさぎさん。「にんぴょん」です。
うさぎは、もちろん、リベンジ!手紡ぎうさぎ…。

手紡ぎうさぎとの闘いが始まったのは、いつのことだったでしょうか。
ちょっとブログをさかのぼってみました。
2009年の4月だったみたいですね。

ニードルフェルトでつくったうさぎさんの話 こちら
らうらの話 こちら

ちょっとは、いろいろと腕が上がったはず!、と思うものの、
やっぱり、なんだか、うさぎって、難しい…。

かわいすぎるから?
普通すぎるから?

永遠のテーマになりそうです…。


そして、今回は、めずらしくカラフル〜!に、挑戦してみました。
(カラフルって、花が!じゃん…。)
めざせ!カラフル♪

そそらそらそら うっさぎのだんす〜♪♪♪



あ。
「遅ればせながら…。」記事、まだいくつか続きます…。
また、のぞいてみてくださいね。










| maam | うさぎ | 22:14 | comments(2) |
お月様からの贈り物


ある日のことでした。
maamの森の芝生に一匹のうさぎが…。


maam: 「あ。うさぎさん!」

maam: 「うさぎさん、どこから来たの?」





うさぎ: 「………。」





maam: 「どうしたの、きょろきょろして?」





maam: 「あ、後ろにもう一匹!」





maam: 「えー! まだいるの!
       もしかして…、
       こ〜んなふうに回ったりしないわよね?」

maam: 「あ、そっかー! わかったわ♪
       あなたたちは、お月様から来たうさぎさんからの贈り物ね♪」

maam: 「で、名前はなんていうの?」





うさぎさんたち: 「………。」

maam: 「じゃあ、名前をつけてあげるわ!
       名前は、“らうら”よ。」




えーっと。
もう、ずいぶん前のことになりますが、夢にでてきたんです。
「わたしをつくって♪」
と、かわいいうさぎさんが。
目覚めると、どうしても、うさぎをつくりたい衝動にかられ、
ちょっと迷ったのですが、イメージが消えてしまわないうちに、と思って、
ニードルフェルトでつくることにしました。
ちくちくちくちく…。
そして、なんともかわいいうさぎさんが完成♪
フェルト作家に転向しようかしら、と思うほど、かわいいうさぎさん。
(ただの親ばか、ともいう…。)
ふふふ。

そして、やっぱり、あみぐるみにしなきゃね〜、と思い、
糸を紡ぎました。(え?そこから?)
紡いだ糸で、うさぎさんを、あみあみあみあみ…。
むむむ。
かわいくない…。
手紡ぎが初心者だから、きっと、糸のせいよね。
もう一度、材料をかえ、もっと、やわらかい糸を紡いでみました。
そして、あみあみあみあみ…。
むむむむむ。
さっきのよりはマシだけど、なんだかな〜。
フェルトのうさぎさんが、あまりにもかわいくて、どうにもこうにも…。
みなさんも、そう思いますよね?
昨日の記事の写真が、羊毛フェルトのうさぎさん。
そして、今日の写真の3匹が、あみぐるみのうさぎさん…。
あ。一匹は市販の糸で編んだ試作バージョンでした。

というわけで、すっかりヤル気をなくし、しばらくのあいだ、お蔵入りとなったうさぎでありました。
今思えば、手紡ぎ糸で挑戦したことに問題があったのでしょう…。
ははは…。

すっかり春らしくなったある日のこと。
一通のたよりが…。
「うさぎをつくってもらえませんか?」
そんなご依頼が舞い込んだのです。
きっと、このうさぎさんの仕業にちがいない!?と思いましたね〜。
はやくお外に出たいのよ〜、って。
そこで、手紡ぎではなく、ご依頼のイメージにあった糸を選び、制作しました。
ふふふ。
フェルトうさには、勝てないけど、まあまあ、かわいいじゃない〜♪
やっぱり、糸に問題があったのだわ!(本当に、そういう問題なのか?!)
そうして、無事に、依頼者のもとへ旅立っていったのです。





このコたちには、らうらという名もつき、世に出ることになったので、
思いきって、手紡ぎオリジナルバージョンも公開することにしたのです。
フェルトうさを見なければ、かわいいんだけどな〜。

夢の中のうさぎさん、お月様へ帰ってしまうかわりに、
あみぐるみうさぎの贈り物をおいてってくれました。
だから、「大丈夫」だったんですね。
素敵な贈り物、ありがとう〜♪





お・ま・け

らうらたちが大好きな遊び
「ちいさく前へならえ」ごっこ!






| maam | うさぎ | 18:43 | comments(2) |
夢の中で…。

ある日のことでした。
それは、maamの夢の中のこと。





maamの森の芝生に一匹のうさぎが…。

maam: 「あ。うさぎさん!」

maam: 「うさぎさん、どこから来たの?」





うさぎ: 「落し物を探しに来たの。」

maam: 「落し物?」
うさぎ: 「もう、見つけたの。
      これを持って、お月様に帰るの。」

maam: 「落し物って、その赤い丸いもの?
       うさぎさん、お月様から来たの?」

maam: 「ここにいてもいいのよ。うさぎさん。」
うさぎ: 「ここ、すてきだけど、私は帰らなきゃいけないの。」

うさぎ: 「大丈夫よ。きっと、私が帰っても大丈夫。」




不思議な夢。
不思議なうさぎ。
大丈夫って?

つ・づ・く




えーっと。つづく、ということなので…。
つづきは、明日にでも。




| maam | うさぎ | 23:01 | comments(2) |
もこもこ、ふわふわー


もこひぃ: 「おおーっ! ももいろですね。
       ももひぃですかね。」




もこひぃ: 「うわー! うさぎー?!」
もこぴょん: 「もこぴょんです。
       maam さんの気まぐれ(いつものやつ)で
       生まれました。
       よろしく。」

もこひぃ: 「よりによって、この暑い時期に、もこもこにされてしまったんですね。」
(君が言うかい?)
もこぴょん: 「はい。それにね。
       うさぎなのに、体が重くて、ぴょんぴょんできなくて…。」



はい。気まぐれです。
前から、maamらしい?うさぎのイメージを探していたのですが。
ふと、もこひぃをうさぎさんにしたらかわいいかな♪と。
誰ですか?手抜き、なんて言うのは…!
これだけ暑いとね。
省エネモード、ってことで…。



お・ま・け・1


もこぴょん: 「しっぽをひっぱっちゃだめです。」
もこひぃ: 「ふひょひょ。」

お・ま・け・2


あ。みにもこぴょんまで…。

| maam | うさぎ | 22:52 | comments(8) |

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