あみぐるみ つくってます。

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どっちでもいいよ。


もりーん:「ねぇ、どっちがいい?」
りんたん:「どっちでもいいよ。」

あらあら、りんたん、そんなつれない言い方…。

でも、これにはわけがあるらしいの。
それは、昨日のこと。

りんたん:「もりーん、あした、スケートに行こうか?」
もりーん:「わーい、行く!行く!」

そんなわけで、今日は早起きして、お出かけの準備。


りんたん、準備もすっかりできて、もりーんに声をかけます。

りんたん:「もりーん、準備はできた?」
もりーん:「りんたん、どっちのセーターにしよう?」

りんたん:「うーん、茶色は冬らしいし、白いほうは、氷によく合いそうだね。」
もりーん:「………。」

もりーん、お洋服を決められないみたいなんです。
そんなやり取りが何回もあって、もうお昼近くに…。

りんたん、困ってしまっていたんですね。

もりーんが決められないのは、

実は、どっちもお気に入りだからなのか、
実は、どっちにするかを、ずぅっとりんたんとなやんでいるのが楽しいからなのか、
実は、スケートが苦手で行きたくないからなのか、
はたまた、思いもつかないような理由なのか、

それはわかりません。

もしかすると、今日、二人はスケートに行けないかもしれません。
でも、二人で一緒にいて、いろいろなことがあって、
たくさんの時間が流れて、たくさんの思い出ができたら、
それでいいのかも、ね。



********

これも、ちょっと前の話になりますが…。
この「りんたん&もりーん」は、とある作品展に出したもの。
メイン作品はあみぐるみでなく、セーターです!

りんたんが着ているガーンジーセーター。
もりーんが着ているアランセーター。
もりーんが右手に持っているロピーセーター。

そして、左手にはノルディックのカーディガン。


人間サイズのウェアで、間に合いそうな進捗状況のものがなかったことと、
ちっちゃいサイズのセーターってかわいいよね、というおしゃべりから、
挑戦してみることに。

まず、着せるあみぐるみを編むことから始まり、採寸して、製図して…。
試し編みをして、デザインを決めて、ゲージをとり、割出して…。
結局、子どもサイズなみのウェアの作業量を4枚分編んだことに…。
しかも、真夏に、この細かい作業…。
濃色はなかなかつらい作業でした。

でも、とっても楽しかったんです。
また、時間がとれたら、違うデザインでも編んでみたいと思います。

そして、できあがったセーターを着せてみたら、
セーターだけの状態が、なんだかとても恥ずかしく(笑)
りんたんにはズボンを、
もりーんにはスカートを編むことに。
お座り状態のズボンの製図が、とても難しく、
本当に勉強になりました。





あみぐるみ2体にセーター4着。
どうやって展示しようか迷ったんですが、
もりーんがどれも手放さず、お話は簡単に決まりました(笑)

ちなみに、この作品を見てくれた某Sさんは、

 もりーん:りんたん、両方とも買って!

と言いました。
ふふふ。おもしろいものです。
どちらにしても、りんたんともりーんは、ラブラブなふたりということで…。





| maam | セーター・ドレス | 15:15 | comments(0) |
ひとりぼっちのお嬢様〜第4話〜

しばらくして、らっかたんは
小さなガラス瓶を持ってもどってきました。

らっかたん 「これを飲むんだ。」
ウラノア 「何、これ?」
らっかたん 「仲間になれる薬!
       前のは効果がイマイチだったけど、
       今度はきっと大丈夫!」

ウラノア (飲んでも大丈夫かしら…。毒だったりして…。
       だって、私の前にいるのは、落花生だし…。)




でも、らっかたんは、好奇心いっぱいな表情で、
待ってます。
ウラノア (わるい子じゃなさそうね…。)




ウラノアは、目をつぶって、一気に飲み干しました。

mmmmmmmmmmmmー!





ウラノア 「きゃー。」

ウラノアは、アラウーノになっていました。




らっかたん 「わーい、うまくいったー。
       髪も瞳もアラウーノ色だ。か・ん・ぺ・き!
       さあ、アラウーノを探しに行きな。
       きっと、川のほとりで固まってるから。」

ウラノア 「ありがとう、落花生さん!」





***** お・し・ま・い *****



ふぅーっ。
最終回、いかがでした〜?

実は、プチブライスのお洋服をつくってほしい、というご依頼だったのです。
依頼の中身は、maamの森の住人の着ぐるみ!
そして、maamの森の世界につながるお姫さまのドレス!
むむむ。
悩みました…。
ブライスって、知ってはいるけど、間近で見たことないし…。
どんな形?大きいの?小さいの????
そこから悪戦苦闘?が始まったのでした。

着ぐるみは、アラウーノしかいない!と、即決。
お姫さまが、なかなか難題でございました。
ただ、お洋服をつくるだけじゃ、おもしろくない。
maamの森にはいないお姫さまを、どうつなげようか…。
ああでもない、こうでもない、こっちの毛糸、あっちの毛糸…。
イメージにあった糸をもとめ、毛糸やさんめぐり。

そんなこんなで、やっとの完成となりました。
本当に、長いあいだ、お待たせしてしまいました。
ご依頼主さま。物語もふくめ、気に入っていただけましたでしょうか…。

長いあいだ、プチブライスちゃんをお預かりしていたのですが、
毎日、語りかけていると、不思議と愛着がわくものですね。
サイズが、maamの森の住人サイズなためか、みんなとのコラボも自然で
プチブライスはとっても魅力的。
ドレスをあみあみするのも、着せかえ人形感覚で、なんだかなつかしく、
たいへん、楽しいご依頼でした。
こんな機会をいただけ、感謝しています。
どうもありがとうございました♪

あ。業務連絡です…。
Kさま:例のモノ、開けていいですよ〜。
Sさま:禁止を解きます!お好きにして下さい〜。




お・ま・け

薬には、やっぱり副作用があったようです。
そのあと、ウラノアは、
毛糸玉の木にも変身しちゃいました。

もこひぃ 「待ちなさい。
     毛糸玉の実を持ってっちゃいけません。」

| maam | セーター・ドレス | 21:03 | comments(4) |
ひとりぼっちのお嬢様〜第3話〜


しばらくして、今度は落花生が現れました。

らっかたん 「おまえ、みかけない動物だね。ダレ?」




ウラノア 「私はウラノア。
      あの扉の向こうから来たの。あれ?」

でも、ふり返った先に扉はありませんでした。



らっかたん 「ヘンなこというやつだな。
        あ、おまえ、人間だな。ここへは来れないはずなのに…。」

ウラノア 「え?ここは、私は来ちゃいけないところなの?
      でも、さっき、あらいぐまに会ったの。
      一度だけでいいから、お話がしたいの。
      そんなこと思ったの初めてなの。
      お話できたら、おとなしくおうちへ帰るから。
      でも、帰る扉はなくなっちゃったけど…。」




らっかたん 「しかたないな。じゃ、ちょっと待ってな。」

そういうと、らっかたんは、どっかへ行ってしまいました。

***** つ・づ・く *****



えー。
怒らないでくださいませ…。
いよいよ、明日は最終回です。

| maam | セーター・ドレス | 19:12 | comments(4) |
ひとりぼっちのお嬢様〜第2話〜


ウラノアは、扉をあけました。
その先には…。




ウラノア 「ここは?」



しばらくたたずんでいると、
現れたんです。
ビスケットを持ったあらいぐまが…。

ウラノア 「あ。かわいい…。」

父と母しか知らないウラノアには、
友だちなんていません。
今まで感じたことのない思いで胸がいっぱいになりました。




でも、アラウーノは、
ウラノアには気づかないで、
行ってしまいました。



***** つ・づ・く *****



えーっと…。
第一話をお読みになった多くの方から、
「はやく続きを更新して!」
と、お叱りを受けました…。
ですが…。
今日も、こんなところで、「つ・づ・く」。
いろいろ事情がありまして(どんな事情?!)、この物語、4話で完結いたします。
ちなみに、次回は、もっと苦情が殺到するかも…。
さて、どんな展開になるのでしょうね。
お楽しみに〜。

| maam | セーター・ドレス | 22:48 | comments(4) |
ひとりぼっちのお嬢様〜第1話〜


ウラノアは、お金持ちのおうちのお嬢様。
とっても、大切に育てられています。
いつもきれいなドレスを着せてもらっています。
欲しいものは何でも買ってもらえます。




そんなに幸せに暮らしているのに、
ウラノアには、悲しいことがひとつあるのです。

それは、おうちの外に出てはいけないこと。
父上と母上は、こう言うのです。
「外には危険なことがいっぱい。
おうちが一番安全なのよ。」



ある日のことでした。
ウラノアが、おうちの中を歩いていた時のことです。
見慣れた廊下に、ないはずの扉が…。
ウラノア 「こんなところに、扉なんてあったかしら?」

ドキドキ、
でも、何もないおだやかな日々に突然訪れた、
不思議な発見に、
少しワクワク。




     ウラノア 「開けるわ!」



***** つ・づ・く *****



え?違う人のブログに来てしまったのかしら?!と思った、あなた。
大丈夫ですよ。maamでございます…。
久しぶりの更新となりました。
あらまあ、もう2月なんですね〜。

そんなわけで。(どんなわけ?)
この物語、どうなるんでしょう!
つづきが気になりますね〜。
ふふふ。お楽しみに♪

| maam | セーター・ドレス | 22:19 | comments(4) |

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