遠い、遠い、遠〜い南極から、
村の長老たちからの“あーじょらを連れ帰る使命”を帯びて、
maamの森に来たはずのトビー。
いえいえ、トビーもがんばったんですよ。
必死に説得したんですよ。
でも、でもね。
天然おぼっちゃまのあーじょらにはかないません。
そして、いつしかトビーも森のとりこに…。
そんなトビーのところへ、
遠い、遠い、遠〜い南極から…。
ホビー: 「トビー、見つけたぞ。」
ロビー: 「長老たちは、おつむてんてんだぞ。」
(それを言うなら、“かんかんに怒ってんだぞ”とか、でしょ。)
トビー: 「うわぁ、こんなはずじゃなかったんだよ、こんなはずじゃ…。
でもね。あーじょら、ずるいんだよ。
ちゃんと聞こえてるくせに、
いつも、なぁーんか知らないうちにはぐらかされて、
気がつくと、一緒に遊んでるんだ。」
ホビー: 「トビー、その言い訳、長老の前でもできるのか?」
ロビー: 「長老がくれたお魚、特上だったそうだな…。」
maam: 「あら、トビー、お客さん?
まあ、みんな、眉毛が凛々しいのね。
一番寒い時に来て、大変だったわね。
あ。トビーたちは、暑くなくて
よかったのよね」
maam: 「あーじょらなら、ヤーンの丘でみんなと楽しそうにしてたわよ。
一緒に遊んできたら?」
みんな: 「はーい!」
(あらあら。maamの森に、長老が訪れる日もそう遠くなさそうですね。)
えっ?!長老って、だれなの?あざらし?ぺんぎん?えええええ???
このままだと、長老もつくらないといけないのかしら…。
そんな先のことはさておき。
とある方(?)からのご依頼で、トビーをペアで作成しました。
それは、お正月のことでした。
「トビーは、私のためにつくってくれたんでしょ!」
え?
あぁ、そういえば。
ずいぶん前に、「ペンギンつくって!」って、言われたような記憶が…。
いろんな人から、私が、まだつくってない動物を挙げて、
「いつでもいいから、○○つくって」
って、よく言われるんですよね。
そうは言われましても、右から左へ、新しいものがすぐにできるわけもなく。
そういうお言葉は、具体的なご依頼ではなく、
考えるヒントとして、ありがたく頂戴しておくことにしています。
ここには、「ある日のこと、ふと、ぺんぎんが作りたくなって」
とありますので、多分、その言葉とかが突然よみがえったのでしょうね。
そういえば、他の人にも、「ペンギンつくって!」って言われた覚えがあるのですが、
ごめんなさい、誰だか覚えていません。
もし、身に覚えのある方がいらっしゃいましたら、ご申告なさってくださいね。
えーっと。それで、このペンギンたちですが。
なんと、海を渡った模様です。
(あ。南極から来たんだから、海を渡ってきたんだけど、そうではなくて。)
ペンギン好きのアメリカの方(たぶん…。)に、プレゼントなさったそうです。
"It's amigurumi〜."
"Ande tsukurune〜!"
と、伝えるように、言ったのですが。
それが、ちゃんと通じたのか、定かではありません…。
ちなみに、海外でも、knitの世界とかでは、"amigurumi"で、通用しているそうですよ。
ネットでは、海外の方が、日本の作家さんのパターンを編んでいるのも目にします。
さぁ、今頃、アメリカでどうしているのかなぁ。
maamの森、欧米進出!?
実は、海外進出は、初めてではなく、以前に、えいこーんずさんで、
タイの方(たぶん…。)が日本土産にと(え?私の作品って、日本土産と言えるのか?)
連れ帰ってくださったと聞きました。
めずらしかったのでしょうかね。
ホームページとか、英語表記にすれば、もっと、広がるのかな〜。
私の語学力では、ムリムリ〜。
トビーを続けざまに編んで、黒いものは当分つくらないぞ、と思ったのですが、
そういうときに限って、黒いものが続くのでありました…。
そうやって考えると、1月の大半は、黒い毛糸ばかりさわっていましたね。
それが、やっと、一段落しましたので、今度は、その黒いヤツを紹介したいと思います。
お楽しみに♪