もこひぃ: maamさん、maamさん。大変です。
maam: どうしたの、もこひぃ。
もこひぃ: なえちゃんが大変なんです。
maam: え、今年も、なえちゃんがどうかしたの?
もこひぃ: 天候がちょっとおかしいせいか、
毛糸玉の収穫が遅れてるんです。
maam: えー、それじゃあ、あみぐるみができないじゃない!
もこひぃ: 大丈夫ですよ。
maamさん、このあいだ、牧場へ行きましたよね。
あそこで、ひつじさんにお願いして、少し羊毛を分けてもらってきてはどうですか?
というわけで、再び、行ってきました。牧場へ!
ここは、愛知牧場。
この季節、毛刈りの体験をさせてもらえます。
おこちゃまたちに混ざって、いいオトナが本気モード!です。
時間になったので、ひつじさんの休憩タイム終了。
ちょっと抵抗したりもするのですが、あえなく、えいっと返され、あきらめのご様子。
意外に、深いんです。
指がずぼっと埋まるぐらい。
中は、とってもきれいな、
ふかふかのウール〜♪
ピンクの肌がうっすらと見えたりして、
緊張の瞬間!
いただきます、ひつじさま。
チョキチョキされているあいだ、
ひつじさんは、こんな表情。
気持ちいいのかな〜。
それとも、
はやく終わらないかなぁ、
って感じ?
お勤めを終えて、こんな姿に…。
ちなみに、反対側も…。
このままでは、あんまりなので、
ちゃんと、スタッフさんが
仕上げをしてくれます。
ひつじさん: かっこよくしてね。
ひつじさん、お疲れさま!
来年も、いいウールを頼みますね〜。
そして。
こちらが、私が刈った(狩った?)
羊毛です。
ほんのり牧場のにおいがして、
脂で、しっとり。
このあと、毛糸になるまでには、
まだまだ工程が待っています。
楽しみ〜。
こちらは、フェルトボール体験で
作成しました。
ギトギトして、うすよごれていた羊毛も、
洗うと、白くてふわふわになりました。
わらゴミなどを取り除かず、
ワイルドに仕上がったフェルトボール。
それもまた、ナチュラルな感じで、
素敵であります。
というわけで。
ひつじさま、ありがとうございました。
ひつじさんに感謝の気持ちをこめて、ちゃんと作品に仕上げたいと思います。
待っていてください〜。
手芸の世界の、あみぐるみを編む、というところから始まって、
羊毛から毛糸を手紡ぎすることを知り、
そして、とうとう、ひつじさんから毛を分けてもらうことに成功。
あらためて、人間の手仕事の奥深さに感じ入っています。
このご時世、たいていのものが機械でつくれてしまったり、
そして、それもお金を出せば簡単に、しかも安価に買える世の中に慣れてしまって、
多くの人が、モノを自らの手でつくることをしなくなっていると思います。
でも、やっぱり、人間は手を動かさないと自然じゃないと思うんですね。
それに、モノができあがるまでには、本当は、たくさんの手間ひまがかかっているんです。
自分でつくってみると、それがよくわかります。
何より、自分の興味のもてるものを、自分の手でつくってみると楽しいはず!
ただ編むだけじゃなく、本物のひつじさんに行き着いてしまった自分。
手紡ぎ → ろーりー → 牧場 → ひつじ → 毛刈り → 羊毛 →
そして、また手紡ぎ → あみぐるみ ………
なんだかよくわからない展開ですが、ここまで自然に導かれてきた気がします。
あみぐるみにしても、ウェアを編むにしても、なんとなく、これまでとは違った思いで、
取り組めるような気がしています。
まだ、よくわかんないんですけどね。
でも、とにかく、楽しいんですよ〜♪ 楽しかったんです〜♪
このあと、どこへ導かれて行くのかなぁ。
楽しみ、楽しみ♪
というわけで、maamの野望、第一段階終了でございます。
毛糸になって、あみぐるみになるまで、
まだまだつづくよ〜。